一つのサビアンシンボルが、いくつもの
アスペクトで、他のサビアンシンボルと
その意味通りでつながっている事から、
それを一望のもとに俯瞰して眺めて、
徹底的に解釈して、一度ずつのサビアン
シンボルを極めていこうというのが、
このサビアンマンダラシリーズです。
今回は
牡羊座10度
「古い象徴に対する新しい形を
教える男性」
です。
これは新しいもの、未知の世界を探求
していこうという、火のエレメントを
持つ牡羊座が、新しい象徴を手に入れた
という事をまず意味しています。
そしてこの牡羊座10度のドデカメモリー
が、蟹座にあたるため、蟹座の影響を
強く受ける事になります。
蟹座は、共感と共有なので、自分の
得た新しい象徴または形を、他人やまわり
に教える事によって、共有しようとして
いるという解釈になります。
つまり今回は、牡羊座10度のシンボルの
「新しい形を得る、または新しい形になる」
という意味と
「伝える」「共有する」
という意味であるという事を頭に入れて
おきながら、サビアンシンボルの
アスペクトを見ていきましょう。
上の図は、そのマンダラ図です。
俯瞰していただくと、「共有」している
という意味よりは、「新しい形を得る」
とか「新しい形になる」というものが
多いようです。
では進行方向のアスペクトから見て
いきます。
途中なんども今日のシンボルという書き方
をする時がありますが、それは牡羊座10度
の事です。
つながりの深いノーバイルのアスペクトが
40度ノーバイル
牡牛座20度
「雲をつくり運び去る風」
です。
この雲をつくるというのは、アイデアが
湧き出たという事を意味しています。
つまり新しい象徴を得た今日のシンボル
につながりますし、その雲を運び去る
風というのは、その雲を他へ移動させた
わけですので、アイデアを広める役割
も担う事になります。これは今日の
シンボルの伝えるという意味と共通する
事になります。
逆向きのエネルギーのスクエアが
90度スクエア
蟹座10度
「完全にカットされていない大きな
ダイヤモンド」
です。
このダイヤの原石は、ずっと変わらずに
あるものの象徴なので、古い象徴で
あるという事になります。
これに対して今日のシンボルは、新しい
象徴を得て伝えようとしているので、
逆のエネルギーとなっています。
同質のエネルギーのトラインは
119度トライン(オーブ1度)
獅子座9度
「ガラス吹き」
です。
ガラス吹きというのは、ガラス工芸
の職人の事を言います。つまりこれは
新しい創造物を生み出していると
いう事で、今日のシンボルにつながり
ます。
対称で表裏一体のオポジションは
181度オポジション(オーブ1度)
天秤座11度
「眼鏡越しに覗き込んでいる教授」
です。
これは、教えるという立場としては、
今日のシンボルと共通していますが、
この天秤座の教授は、教えるために
観察をして知識を得ようとしています
ので、対称的な意味となっています。
進行と逆方向を見ていきましょう。
つながりの深いノーバイルが
41度ノーバイル(オーブ1度)
水瓶座29度
「さなぎから出てくる蝶」
です。
これは古い殻を抜け出て、新しく
成虫になる蝶を表現しているので、
古い象徴の代わりに新しい象徴を得て、
伝えようとしている、今日のシンボル
とつながっているのがわかります。
逆向きのエネルギーのスクエアは
90度スクエア
山羊座10度
「手から餌をもらうアホウドリ」
です。
これは、新しく餌を得ようとするの
ではなく、すでに人間が持っている
餌にありつこうとしているので、
これは既存のものに依存していると
いう事を示しています。
これは既存の知識を捨て新しい知識
を得ている今日のシンボルとは逆の
エネルギーとなっています。
助け合う相性の良いバイセプタイルは
103度バイセプタイル
射手座27度
「彫刻家」
です。
これは、新しい作品を創造している
姿を暗示していますので、今日
新しい形を得ているシンボルと
つながっています。
同質のエネルギーのトラインは
119度(オーブ1度)
射手座11度
「寺院の左側にある物質的な悟り
をもたらすランプ」
です。
これは、新しい物質的な悟りが、ランプ
を通して伝えられているという事を暗示
していて、新しい象徴を得て伝えよう
としている今日のシンボルと同質の
エネルギーである事になります。
さて今回は既存の知識の代わりに新しい
知識を得て、それを伝えようとしている
という牡羊座10度のシンボルの意味と
つながりあるアスペクトがいくつもある
という事を紹介できました。
ではまた(^^)